【はじめに】 ストーマ装具の交換は医行為に該当せず、医療者以外の装具交換が可能となった。今回ストーマのある児が4か月前に入所した保育所での研修会の機会を得た。
【研究目的】 研修の実践内容と保育士へのアンケート結果から評価し今後の課題を見出す
【研究方法】 A保育所の保育士6名への質問紙によるアンケート調査
【結果】 研修は講義と実演とした。内容は全員がよかった、役立つと回答し、理由はケア方法がわかった、医療者から話が聞けた、トイレットトレーニングや他児との関わり方法が聞けた、などであった。自由記載では入所前の研修の実施や継続した定期的な交流の希望があった。
【考察】 医療者以外がストーマケアを行う場合“装具交換には教育を受けたものが望ましい”といわれており研修会は有効であった。保育所は子どもの生活の場であるため、ケア方法だけでなく、児が過ごしやすいアドバイスを求めていた。今後は対象児の入園前に開催するなど時期や方法を検討する必要がある。